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番組HPより)
戦国大名・島津氏。徳川家康が一目置いた「強さ」とは何だったのか。火山の島にゆかりの城まで、九州各地を徹底調査。明治維新の原動力にもなった「強さ」のルーツに迫る。
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薩摩・島津氏の戦国時代に焦点を当て、その強さの秘密に迫った回です。
関ヶ原の戦いで西軍として戦って負けましたが、他の大名が何らかの罰が与えられる中、島津氏だけ異例のおとがめなしとされ、家康が一目置いた存在だったそうです。
その強さの鍵となったのが、当時の武器の主流となりつつあった「鉄砲」だということです。
鉄砲に必要なものは、銃身を作るための「鉄」と、火薬を作るための「硫黄」と「硝石」だそうですが、島津氏が拠点とした鹿児島は、この3つが入手しやすい条件がそろっていたということです。
鉄砲が伝来した種子島の海岸では、砂鉄が採れ、島では鉄砲が盛んに作られるようになったそうです。
硫黄島では、純度が高く品質の良い硫黄が採掘できたそうです。
また、鹿児島は、大陸との交易ルートの中継地となり、中国から硝石を入手しやすく、海外貿易をする上でとても恵まれた場所にあったということです。
当時の島津家16代の島津義久は、知略家の優れた人物で、こうした圧倒的な地の利を活かし、独自の鉄砲戦術を構築するなどして強大な勢力となったそうで、その強さの秘密がよく分かりました。