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番組HPより)
棚田・塩田・漁港…世界農業遺産“能登の里山里海”を訪ね、絶景を支える人々の営みの秘密をタモリさんがブラブラ歩いて解き明かす。
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石川県の能登半島を訪れ、お題を解き明かした回です。
能登半島は、日本海に面した「外浦」と、富山湾を囲むように面した「内浦」に大きく分けられるということです。
外浦では、まず白米千枚田という棚田を訪れました。
傾斜地に不揃いの形の小さな田んぼがぎっしりと並ぶ美しい棚田でした。平地が少なく、ほとんどが山という山がちな地形であるため、1粒でも多くお米を収穫したいという先人たちの思いから、このような独特の形になったということです。
次に、揚浜式塩田という人の手で行う伝統的な塩づくりをしている海辺を訪れました。原料となる海水のほか、薪で炊いて塩をつくるため大量の木が必要で、海が近く山がちなここの地形だから生まれたということです。
では、山がちな地形はどのようにできたか?
海岸線と平行して日本海を通る大きな断層が関係していましたが、実験を交えて解説があり、成り立ちがよくわかりました。
内浦では、ここで行われている定置網漁が紹介されました。
網目を大きくし、出入り口を設けてあることで、魚を捕り尽くさないようにしているもので、持続可能な漁法として世界から注目されているそうで、海の恵みを大切にしながら暮らす人々の思いが感じられました。