(番組HPより抜粋)
森羅万象をあらゆる手法を駆使して描き、3万点以上もの作品を残した。ヨーロッパの印象派に大きな影響を与え、世界で最も有名な日本人と言われる。
人気画家でありながら、常に貧乏暮らし。世界をとりこにした破天荒な画家の人生に迫る。
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天才画家・葛飾北斎の生涯をひも解き、どういう人物であったかを探った番組です。
引越しを93回もし、画号を30回以上変えるなど、いろいろなエピソードに満ちた型破りな人生で、興味を惹きつけられました。
暮らしぶりは質素で、食事はいつも出前、掃除や洗濯をせず部屋はごみだらけで、絵を描くこと以外に関心がないというふうな印象を持ちました。また、そういう質素な暮らしをすることで、ハングリー精神を失わないようにしているようにも思われました。
森羅万象この世の中のありとあらゆるものを、自分の筆の力によって描こうとした、という気持ちがあったと考えられるということでした。
代表作である「富嶽三十六景」は72歳の時に描かれたものだそうで、年齢を重ねてもなお高みを目指そうとしている北斎の気概がうかがえました。