(
番組HPより)
日本に生息する世界最大級のウナギの仲間、オオウナギ。全長2mに達する巨体で、怪獣さながらに陸へはい上がって獲物を襲う。
---
鹿児島・奄美群島で、オオウナギの暮らしに迫った回です。
オオウナギは、ニホンウナギとは別の種類で、最大で2mにもなる巨大なウナギでした。それが奄美の島の住宅街などを流れる川に暮らしていて、昔から住民に愛され、地元の人気者だそうです。
水中でエビなどの獲物を捕らえて食べるだけでなく、陸上の獲物も狩ると推測されていましたが、今回初めて陸上の獲物を狩る瞬間をカメラが捉え、その映像が紹介されました。水中にいたオオウナギが、カニがいる川岸に上陸してにょろにょろと忍び寄り、一気に噛みつく大迫力の狩りでした。
この上陸ハンティングができるのは、オオウナギは皮膚呼吸ができるためで、体が湿ってさえいれば30分以上陸地を這うこともできるということです。
この皮膚呼吸で、川をさかのぼり段差も上って、遥か上流に住み着いているウナギもいて、海で生まれたオオウナギがいろいろな場所に進出してたくましく暮らしていて、パイオニア精神にあふれる生きものでした。