NHK小さな旅「緑の山に 至福の一服 ~京都府 和束町~」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
京都府南部の和束町は「宇治茶」の里。起伏に富んだ斜面は寒暖差によって霧に包まれ、香り高い上質な茶葉が育ちます。新緑がまぶしい季節、町の誇りのお茶に感謝し、お茶と共に暮らす人々を訪ねます。

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京都府南部の和束町でお茶と共に暮らす人々を訪ねた回です。

和束町は、270軒ほどの茶農家がいる京都一の茶どころだそうです。

鎌倉時代に山を切り開いて、急な斜面に茶畑が作られていて、新茶の季節の春、起伏する山肌が明るい緑色のじゅうたんを敷き詰めたようになって鮮やかでした。

訪ねた人たちの1人、茶農家の40代の男性は、急峻な斜面で大型機械が入らないため、家族総出で新茶を収穫して生産する作業に追われていました。

新茶は1日でも収穫が遅れると渋くなるそうで、収穫のタイミングを見極める必要があるそうです。また、蒸し時間や、その日の気温や湿度でも味が変わるそうで、繊細な感覚が必要とされる作業でした。

最近は急須で入れるお茶が売れなくなってきて、この男性は問屋からの取引が一度取り止めになった過去があったそうですが、より良いお茶を作ろうと励みながらも、お茶作りが楽しいと言ってニコニコと笑顔で作業をされていたのが印象的でした。
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