概要(Amazonより)
坂口健太郎主演、“現在”と“過去”の刑事が長期未解決事件に挑むヒューマンサスペンスの劇場版。2021年東京。高速道路で政府高官が交通事故死する。長期未解決事件捜査班は、この事故が仕組まれていた可能性を疑う。無線機だけで繋がる"現在"と"過去"の刑事が未解決事件に挑む。
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警視庁の長期未解決事件捜査班の刑事が、政府高官が不審死した難事件に挑む物語です。ドラマ版は観たことがありませんでしたが、初めて観る人にも分かるようになっていて楽しめました。
現在を生きる主人公の刑事が、無線機を通じて、過去の時代に生きる刑事と話ができるという特殊な設定の刑事サスペンスでした。
その過去の時代の刑事と無線機で交信し、すでに起きてしまった過去の事件をさかのぼって防ぐことで、その事件で亡くなったはずの人が生きている歴史に変わったりして、SF的な要素もあって面白いと思いました。
物語のはじめ、1人の政府高官が事故を装って殺害される事件が起こり、その際に使われたある毒物が、20年前に起きた凄惨な無差別テロ事件で使用されたものと同じで、解決したはずのこのテロ事件との関わりを主人公ら刑事たちが調べようとします。
現代の主人公が、過去の時代の刑事と協力しながら捜査を進めていくと、テロ事件を巡って意外な人物たちが関わっていたことがしだいに明らかになり、そして犯人が判明しました。犯行の動機は、思いがけず起こった過去の事件に起因していて、悲しい過去を抱える犯人の一連の事件でした。ラストは、続きがあることを感じさせるような終わり方で気になりました。