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カナダ・ハドソン湾のチャーチル岬に集まるホッキョクグマを見つめた回です。
チャーチル岬に毎年10~11月、数百頭のホッキョクグマが集まるそうです。ホッキョクグマは本来単独で生活する動物で、このように1か所に集まる場所は他にはないということです。
冬、ホッキョクグマは、ハドソン湾の氷の海の上で、獲物のアザラシを追って暮らしているそうです。ところが夏になると、湾の氷が解けるため、ホッキョクグマたちは岸に上がるということです。
そして、海が最も早く凍るチャーチル岬にやって来て、そこで海に氷が張るのを待つそうで、それがこの岬に集まる理由でした。
ホッキョクグマは、食料の90%以上がアザラシで、陸に上がってからの4か月間はほとんど何も食べていないということです。
集まってきたホッキョクグマたちが、体力を使わないよう地面に伏して休んだり、岬の周りの地面を掘ってほとんど栄養にならない海藻を食べたりして空腹をしのいでいる様子が印象的でした。
そして、待ちに待った冬が到来。ようやく海が凍り始め、氷の海へと渡るホッキョクグマたちの姿が見られてよかったです。