​NHK笑わない数学「暗号理論」

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番組HPより)
今回は素数の不思議を駆使する「暗号理論」。数学者たちの型破りな発想法が世紀の発明を生んだ!

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暗号理論がどのように確立されてきたか解説した回です。

暗号の基本的しくみは、『元の情報』について、「暗号化の方法」を使って変換し、『暗号化された情報』にするものだということです。

しかし、「暗号化の方法」が第三者に漏れてしまうと『元の情報』が分かってしまうため、「暗号化の方法」が第三者に分からないようにするにはどうしたらよいか、長年の大問題だったそうです。

この問題に対して、1970年代、アメリカの2人の数学者が、「暗号の新しい方向性」という論文を出し、その中で、「暗号化の方法」を公開したとしても、簡単には解読されない暗号を数学の力で作りあげるべきだと主張したということです。

2人の主張は、数学の力を駆使すれば、「暗号化の方法」の方法が漏れたとしても、そこから戻す方法を簡単には見つけられないような全く新しい暗号が作り出せるはずだというものでした。

では、その理論を具体的にどのように数学を使って実現するか、問題が残りましたが、それから後、3人組の数学者が「素因数分解の困難性」という事実を使って、新しい暗号を作り出すことに成功したということです。

この暗号は3人の頭文字をとって「RSA暗号」と呼ばれ、現在、インターネットでの情報のやり取りなど日常生活で広く使われているそうで、数学の力によって暗号が飛躍的に安全なものになったことを知りました。
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