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番組HPより)
独自の演出で珠玉の家族物語を世に送り続けた映画監督・小津安二郎。名作の陰には過酷な戦争体験があった。
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映画監督・小津安二郎の生涯をたどった回です。
家族の日常を描いた淡々とした静かな作風で知られますが、最初の頃はハリウッド的でまったく違った作風だったそうです。
作風が変わったのには過酷な戦争体験があったそうで、戦場で悲惨な現実を目の当たりにして、映画とは何かを見つめ直すようになり、戦争という非日常を見て、家族という日常を描くようになったのではないかということです。
また、戦後の小津映画を支えたキーパーソンがいたそうです。
それはある脚本家とその家族で、生涯独身だった小津が、その家族との共同生活を通して家族像を見ていたと考えられ、家族への強い憧れがあって多くの名作が生まれたのではないかと思われました。