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番組HPより)
今回の舞台は苫小牧。自然の恵み豊かな苫小牧が日本有数の工業都市になった秘密をタモリさんがブラブラ歩いて解き明かす。
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北海道・苫小牧市を訪れ、なぜ日本有数の工業都市になったか解き明かした回です。
近くにある支笏湖(しこつこ)が、1番のポイントでした。
この湖は、水がきれい、深い(日本第2位の深さ)、水量が多い(琵琶湖に次いで第2位)という3つの特徴があり、これが水力発電に適しているそうです。この水力発電が100年以上前の明治時代から利用され、それによって生み出された電力が、苫小牧が工業都市になる原動力になったそうです。
そもそもの苫小牧の始まりは、明治に新聞紙の需要が増加して紙不足になり、製紙工場がつくられたことで、水力発電施設はこの製紙工場のためにつくられたということです。工場ができた当初は周りに何もなかった場所が、しだいに町になっていったということです。
またさらに大昔、苫小牧や札幌のあたり一帯は低地で海だったそうですが、支笏火山の噴火によって大量の火砕流が低地に流れて、現在のような陸地になったそうです。この支笏火山の噴火がなければ、今の苫小牧も札幌もなく海のままで、またカルデラ湖として支笏湖も生まれたかったそうで、北海道の発展にとても重要な噴火だったことを知りました。