（番組HPより）
史上初！高性能ＧＰＳで宇宙からライオンの若オスを徹底追跡！放浪の旅に出る３頭が、苦難を乗り越えて群れの王者になるまで長期密着。ライオン版「大河ドラマ」の第１弾！

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タンザニアのセレンゲティで、３頭の若オスが放浪の旅に出て、群れの王者になるまでを長期密着した回です。

３頭に発信機を付けて、人工衛星からの位置情報で追跡するという試みで、５年計画で長期密着する大調査でした。今回は第１弾で、旅立ち編。

育った環境が全く違う３頭で、いずれも３歳。

大草原で暮らす１頭は、見渡す限りの草原で隠れる場所がなく、狩りの難しい環境で、乾季には獲物はほとんどいなくなり、乾季の間は飢えと渇きの日々を耐え忍ぶ生活をしていました。

川辺で暮らす１頭は、豊富に水があるため飲み水に困らず、草食動物が水を飲みに来るため狩りもしやすく、言わば一等地で暮らす裕福な家のお坊ちゃまでした。

最後の、山の中で暮らす１頭は、丘の上のへんぴな場所で暮らしていましたが、この１頭だけ、すでに兄と共に群れを出ていて、兄弟２匹だけでここで放浪生活をしていました。
他の群れの縄張り内では暮らせないため、他のライオンがいないこの山の中で暮らすことになったと考えられ、獲物の乏しい環境ですが、兄弟でしたたかに生きていました。
ある時には、兄弟である助け合いの行動が見られて、それがとても人間的で、ライオンの意外な一面を垣間見ました。