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番組HPより)
三谷幸喜×アガサ・クリスティー×野村萬斎シリーズ第3弾!『死との約束』は、ミステリー界の女王・アガサ・クリスティー(1890年~1976年)が1938年に発表した長編小説だ。舞台を世界遺産にも登録されている熊野古道に、そして時代設定を昭和30年に置き換えて執筆。
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アガサ・クリスティーの長編小説を、日本を舞台にした設定でリメイクしたドラマです。
熊野古道が舞台で、ここに旅行に来た資産家の一家を巡る物語です。
この資産家の一家が、未亡人の夫人が独裁者のように子供たちを支配する変わった一家でした。夫人が自分の言うとおりにならないと気が済まない強烈な人でした。子供たちは母親の言いなりで、ふだんから母親のことを良く思っておらず、そんな中、旅先のここで、この一家に事件が起こりました。
偶然、同じく熊野古道に来ていた世界一の名探偵を自負する主人公が、おだてられて警察の捜査に協力することに...。コミカルで頭の切れる主人公が、関係者1人1人に聴き取りをしながら、鋭い推理を展開して面白かったです。
関係者みんなに動機がある上、それぞれ不可解な行動をしていて複雑な事件に見えましたが、ふたを開けてみると、複雑に見えてシンプルな構図になっているのが良いと思いました。