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番組HPより)
福井県小浜市は古くより海運の要衝として知られ、大陸から来た物資や海産物が行き交った。カフェはもとは北前船で財をなした商人の豪邸。地元が誇る文化財を何とか守ろうと、人々が立ち上がった。
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古民家カフェ巡りをしている主人公が、福井県小浜市にあるカフェを訪れた回です。
高い塀に囲まれた広い敷地の中に、築208年という武家屋敷のつくりの建物が構えていて、風格がありました。カフェのスペースは、庭園を見渡せるお座敷で、壁には狩野派の絵が描かれていて気品のある空間でした。
主人公が見て回っていると、この建物について詳しい若者の男性と出会い、意気投合してため口で語り合いますが、じつはこの男性はこのカフェの社長だということが後で分かって、主人公が気まずそうにしていたのが面白かったです。
男性によると、この建物は北前船で財を成した小浜一の海鮮問屋・古河屋が、客人をもてなすために建てた別邸だったそうです。その後、使われなくなり、存続の危機に陥っていたところ、男性が仲間たちとこの建物を何とか残そうと立ち上がり、改装してカフェとしてオープンさせたということです。町の誇りである建物を、若者たちがしっかり受け継いでゆく素敵なカフェでした。