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番組HPより)
富士山のふもとに位置する山梨県の山中湖。湖の周りにはミズナラやカエデなどの落葉広葉樹とカラマツなどの針葉樹が入り混じる森が広がる。秋、湖畔の森では植物の実や種を求めて鳥たちが躍動。湖面はたくさんの水鳥が飛来してにぎわう。
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秋から冬、富士山のふもとの山中湖に集まる生きものたちを見つめた回です。
富士五湖の中で最も大きな湖の山中湖では、150種以上の鳥が確認されていて、野鳥の楽園だそうです。
秋の実りの季節、湖畔の木々には、メジロやヒヨドリがツルウメモドキなどの種をついばみに集まり、湖では、北国から冬を越すため飛来したカンムリカイツブリやオオバンなど水鳥が水中に潜って魚や水草を食べる様子が見られて、たくさんの鳥たちでにぎわっていました。
それから冬の季節、鳥たちは、湖畔の森の奥にできた水たまりでのどを潤したり、伏流水が作り出した水温が高めの小さな川に集まる魚の群れを捕まえたり、湖や森の糧を頼りに厳しい季節を乗り越えようとする様子が見られ、豊かな湖が多くの生きものたちを支えていました。