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番組HPより)
境内に暮らす16匹の猫。舞台は福井県越前市の山あいにあるお寺。
先代住職のころから捨て猫の保護に取り組み、今ではここの猫たちを目当てに多くの人が寺を訪れる。お寺にカメラを据え、猫と人の物語を見つめる。
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境内に多くの猫が暮らす「ねこ寺」、福井県越前市の御誕生寺を訪れる人々にお話をうかがった回です。
猫好きの先代住職が20年前から捨て猫の保護に取り組んで、ねこ寺として広まり、境内で暮らす猫たちに会いたくて多くの人が訪れるようになったということです。
現在は16匹の猫が暮らしていて、古株のボス猫、アイドル猫、気が小さい猫、すぐに手が出る暴れん坊の猫など、それぞれに個性があり、その猫たちの間に人間社会のような複雑な関係があって面白いと思いました。
訪れた人にお話をうかがうと、かつて捨てられてもたくましく生きるここの猫に励まされて立ち直れたことなど、それぞれ胸の内にあるものを話してくれました。
猫たちの中に、境内から離れて暮らす1匹のサビネコがいて心配でしたが、7年間1日も休まず猫たちを見にお寺に通っているという男性が、「自分もわりと人になじめないところある」と言って、この猫のことを気にかけていて、見守ってくれている人がいて安心しました。