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番組HPより)
時代を切りひらいたドラマチックな女性たちの生きざまにドキュメントとドラマで若手女優が迫る!今回は、漫画家の母と呼ばれた上田トシコの人生を女優・畑芽育がたどる。
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漫画家・上田トシコの人生をたどった回です。
上田トシコさんは、サザエさんの長谷川町子と並んで、女性漫画家のパイオニアとされるそうです。34歳で漫画家デビュー、1956年の「りぼん」創刊号から作品を掲載していた方で、90歳で亡くなるまで漫画を描き続けたそうです。
女学校時代に漫画に目覚めた上田さんは、漫画家を目指して描き始めますが、24歳の時に太平洋戦争が勃発し、貴重な20代に漫画を描くことができず、30代の遅咲きでデビューしたということです。
デビュー後、上田さんは、魅力的なキャラクターによるほのぼのとした生活を描いた作品で、順調に描き続けたそうです。
しかし、手塚治虫によるストーリー漫画が登場してそれが熱狂的に支持されるようになり、上田さんも編集者からストーリー漫画を描くように勧められますが、未知のジャンルに悩み、初めて漫画を描くことが嫌になったということです。
その時、上田さんは描こうとしても描けずに悩み続けますが、ある出来事をきっかけに、あくまで自分の好きな漫画を描けばいいとふっきれて、それが代表作の誕生につながったということでした。
そんな自分らしさを貫いたからこそ、90歳まで長く描き続けられたのではないかと感じました。