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番組HPより)
日本海に面した新潟県の村上市には、江戸時代から伝わる人形が大切に守られています。農村に伝わる素朴な土人形は、町の人たちに笑顔を届けます。先祖代々、受け継いできた人形を大切に守りながら暮らす人々を訪ねます。
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新潟県村上市で、受け継いできた人形を大切にしながら暮らす人々を訪ねた回です。
江戸時代に村上藩の城下町として栄え、多くの古い町屋が残る趣きある町でした。江戸時代に北前船で米などの特産品を京に運び、反物や陶磁器などと共に京から持ち帰ったとされる豪華な人形がたくさん残っていて、町の人たちは「人形さま」と呼んで大切にしてきたそうです。
その人形を、春に1か月間だけいっせいに披露する風習があり、各家で飾られて華やかでした。さまざまな人形がありましたが、どれも表情やしぐさが豊かでした。
一方、そうした町屋に残る人形とは別に、村上の農村で作られていた土人形も残っていて、こちらは素朴で温かみのある人形で、昭和の半ばまで作られ今は途絶えているそうですが、こちらも大切に守っていこうとする人の姿があって素敵なことと思いました。