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番組HPより)
新選組副長・土方歳三が奇跡の勝利を収めた「二股口の戦い」。最新デジタル技術で浮かび上がったのは銃を駆使した緻密な戦術。剣豪のイメージを覆す指揮官・土方の姿とは?
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戊辰戦争の中の「二股口の戦い」に焦点を当て、土方歳三の実像に迫った回です。
函館・五稜郭へ通じる道の途中にある二股口で、新政府軍が進撃してくるのを、指揮官・土方歳三が率いる旧幕府軍が2度に渡って防いだ戦いです。
1度目の戦いでは、新政府軍600人に対して土方ら旧幕府軍は130人で、5倍ぐらいの兵数の差がある中、旧幕府軍が勝利を収めたということです。
なぜ土方は勝利することができたのか?
番組で現地調査やデジタル技術により戦術を分析しました。すると、土方らの軍が、銃を巧みに利用して戦っていたことが分かってきたということでした。
土方というと剣豪のイメージがありますが、近代化の波が押し寄せ、もう剣は役に立たないこと、銃の重要性に気づいていて、砲術訓練をしていたそうで、意外な一面を知りました。
その一方、勝つことにこだわり新しいことを柔軟に取り入れながらも、武士としての誇りや魂をしっかりと持っていたことがその言動や所持品からうかがえて、彼の中にある変わらないものを感じました。