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番組HPより)
世界自然遺産・知床の海で、サケやマスをとってきた漁師の大瀬初三郎さん84歳。ヒグマが近づいてくると大声で叱りつける。すると、ヒグマは静かに去って行く。
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北海道・知床のヒグマの密集地帯で、野生のヒグマと共存しながら漁をする大瀬初三郎さん(84歳)に密着した番組です。
ヒグマが近づいてきたとき、大瀬さんが「こら!」と叱ると、ヒグマは引き下がって近寄らなくなり、クマを叱って追い払う凄い方でした。
この半世紀、一人も命を奪われることなく、番屋と呼ばれる漁の拠点で仲間たちと漁をしながら、ヒグマと隣り合わせで暮らす不思議な営みを続けてきたということでした。
ヒグマと共存といっても親しくするのではなく、獲物が得られずやせ細ったヒグマがいても、決して漁で獲った魚をヒグマに分け与えることはしないそうで、厳しい自然の中で人もヒグマも自然の一部として生きるという大瀬さんの共存のし方は、人と自然の関わりはどうあるべきかを問いかけていて考えさせられました。