NHKダーウィンが来た!「大追跡!謎の登山ガエル」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
福岡の霊峰・宝満山。山伏が修行した険しい山をなんと子ガエルの大群が一斉に登るという。絶壁や天敵襲来などの試練を乗越え、2か月もかけて登る命がけの冒険の目的とは?

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福岡県の宝満山(ほうまんざん)で、登山をするカエルを見つめた回です。

宝満山は、九州屈指の信仰の山で、かつて山伏たちが修行した山だということです。そんな険しい山をカエルの大群が登る行動が目撃されていて、カエルたちの登山に密着しながら、その謎に迫りました。

登山するのはヒキガエルの子どもで、大きさ1センチほどしかない小さな子ガエルでした。ふもとにある池から、オタマジャクシからかえった子ガエルが、標高差600mの山頂を目指して2か月もかけて登るということで驚きでした。

登山の試練の連続でしたが、襲ってくるサワガニの攻撃をかわし、石の階段をロッククライマーさながらに垂直の岩壁にしがみついて登り、一歩一歩着実に進んで行きました。そして、登山50日目には、先頭集団の子ガエルたちがついに山頂に到達しました。

なぜ子ガエルたちは登山をするのか?
山のふもとの生まれた池の周りで暮らすと、たくさんの子ガエルであふれかえってしまうため、食べ物は取り合いになるし、繁殖も大変だということです。
また、池の周りには、ヒキガエルを狙う天敵のヤマカガシがたくさんいるため、遠くに分散しようとして、結果として山頂までたどりつく個体もいる可能性が考えられるということです。

登山をしながら少しずつ大きくなって成長を続け、険しい山でたくましく生きるカエルたちの姿がありました。
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