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番組HPより)
秋田・羽後町。ハルを待っていたのは、L字型に曲がった豪農の家。
岩手の曲がり家に似ているが、玄関の位置が違う。中に入ると、狭い間隔で並ぶ3本の柱が。いったいなぜ…?
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古民家カフェ巡りをしている主人公が、秋田県羽後町にあるカフェを訪れた回です。
そのカフェは、L字型をしている農家住宅のつくりで、東北地方に多い「曲り家」ではないかと、主人公は最初に推測します。しかし、いろいろ見て回ると、玄関の位置が違っていたり、中に3本の柱が不自然に並んでいたりして、主人公を悩ませます。
そんなとき、店主の方にお話をうかがうことができ、主人公の疑問に答えてくれました。
話によると、明治の初めに建てられた建物で、曲り家ではなく「中門造り」というつくりだそうです。中門造りは、母屋から中門と呼ばれる馬小屋がL字に突き出たもので、3本の柱は、昔の馬小屋の名残りだということです。
いろりを囲んで家族や馬がひとつ屋根の下で暮らしていた。そんな昔の面影が残る、温かい雰囲気のカフェでした。