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番組HPより)
四六時中メスを奪い合って激しく戦うオスたち。しかし、そんな敵同士がなぜか同じ群れで一緒に生活。その背景には、恐ろしい天敵の存在と過酷な荒野で生きるための苦労が!
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アフリカ・エチオピアの荒野に暮らすマントヒヒの奇妙な社会に迫った回です。
乾燥が厳しく、昼間の気温が40度にもなる過酷な荒野に暮らし、食べ物も乏しく、1日10キロもひたすら歩き回って食べ物を探すということです。
一夫多妻制で、オスと複数のメスで1つの家族が構成され、それらの複数の家族が集まって200匹ほどの大きな群れを形成して暮らしていました。
群れの中では、メスの奪い合いを巡るオスどうしの争いが頻繁に起こっているのですが、仲が悪いのに群れを組んで一緒に生活していて、仲が良いのか悪いのかよく分からない、ややこしいサルたちでした。
そんなサルたちが一緒に暮らす理由には、天敵の存在があり、大勢になることで、ライオンやハイエナなど天敵に襲われないようにしているということでした。また、食べ物の乏しい地で、大勢で探すことで効率的に食べ物を見つけることができるなどのメリットがあるそうです。
日々ケンカが絶えませんが、群れることで力を合わせ、過酷な環境で生き抜くサルたちの姿がありました。