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番組HPより)
自作のロボットカメラなど“常識破り”の手法で、知られざる野生動物の姿を記録してきた写真家・宮崎学(71)。膨大な観察から生まれる、不思議な写真の数々!
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50年以上前から独自の手法で野生動物を写し続けている写真家・宮崎学さんの日々に密着した回です。
長野県伊那谷の森で、動物を写すための様々な自作のしかけを設置して、野生動物たちの知られざる姿を撮影されていて、アウトロー、異端の写真家というような方でした。
その作品は、動物たちの美しさだけじゃない、時に見るに堪えない世界を映し出していて、そういう部分にも意味があると語る宮崎さんの深い考えに触れました。
この冬、森で誰かがかき集めた落ち葉の山を宮崎さんが見つけたことがありました。その下にはある動物の亡き骸があって、上空からカラスに見つからないように仲間が落ち葉をかぶせたのではと宮崎さんは話していて、その動物の絆の強さを感じる出来事でした。こうしたまだまだ人々の気づかない世界があって、それを写真を通して伝えようとされている方なのだと思いました。