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番組HPより)
第8回は「世界の音楽を変えたジャパニーズマシン 808」。
今回は、音楽家ではなく、数々の名曲を生み出した日本製のリズムマシンTR-808(てぃーあーるはちまるはち 通称「やおや」)を取り上げます。
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日本製のリズムマシンTR-808(通称「やおや」)の魅力を紐解いた回です。
約40年前の1980年に発売。日本の老舗楽器メーカーのエンジニアが生み出した機材だということです。
最大の魅力は16種類の電子音で、特に「カウベル」「ハンドクラップ」という音が特徴的だそうです。その唯一無二のサウンドは世界中のミュージシャンに愛され、世界の音楽を変えたということです。
司会の星野源さんも、じつは家が八百屋で、このTR-808にシンパシーを感じていて、自身のスタジオの名前を「スタジオ808」と名付けるほど好きな機材だということでした。
開発段階で、開発者は、拍手をイメージした「ハンドクラップ」の音を、よりリアルな拍手の音に近づけようと試行錯誤を重ねましたが、発売期日まで間に合わず時間切れとなり、納得する音が完成しないまま製品が発売されたということです。
ところが、その開発者のイメージとは違った音が、YMOをはじめミュージシャンに気に入られ、世界に広まったそうで、開発者のこだわりと思いがけない偶然によって生まれた革命的な機材でした。