(番組HPより)
花の島で知られる北海道礼文島や利尻島の周辺は利尻昆布の産地。周辺の海には海底湧水が点在し、陸のミネラルや栄養分を海に運にできた。良質のコンブが茂る絶景が広がる。
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利尻昆布の産地、北海道礼文島と利尻島の豊かな海を紹介した回です。
礼文島と利尻島の周辺の海は、暖流と寒流がふつかり海の栄養分が豊かで、昔から昆布の産地だということです。
7月に昆布漁が始まると、漁師が舟から長い竿で海底の昆布を巻き取って収穫する風景が見られました。
島の自然も昆布と深い関わりがあり、このあたりの海域には、昆布を育む珍しい光景が見られました。
それは、海底から噴き出る湧き水で、島に降った雨が地下水となり、あちらこちらで湧き出ているため、冷たい水を好む昆布にとって湧き水の周りは適した環境だということです。
ところが最近、海水温の変化などで利尻昆布の不漁が続いているそうで、昆布の養殖に力を入れたり、昆布が大好物であるウニを計画的にウニ漁をして取り除いたりする取り組みをしているそうです。
島の恵みを大切にしながら暮らす人々の営みがありました。