NHK歴史探偵「長谷川等伯 幻の障壁画」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
京都・智積院の国宝障壁画。戦国の絵師・長谷川等伯の傑作だ。現代へと伝わる中で切り貼りされて姿を変えた国宝。現代の技術と研究成果を手がかりに復元される姿とは!?

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京都のお寺・智積院にある国宝の障壁画に秘められた物語に迫った回です。

障壁画は、戦国時代の絵師・長谷川等伯が、豊臣秀吉のために描いたもので、部屋の壁を埋め尽くす大きな絵でした。

しかし現在の絵には、切り貼りされた跡など、人の手が加えられた痕跡があり、当時の絵から大きく姿を変えているとされるそうです。

姿が変わった理由は、江戸時代の火災、明治の盗難事件、昭和の火災と3度の悲劇に見舞われたためで、残っている部分を切り貼りして、違和感がないように最大限の処置をして名作を後世に伝えようとしたということでした。

番組では、もともとはどんな姿だったか?CGで復元に挑戦。
欠損部分の構図など推定で描いた部分もありますが、本来の姿がよく分かりました。

秀吉の無くなった息子の供養のために建てられた寺の障壁画として描かれたものだそうで、幾度の悲劇を乗り越えるなどさまざまな物語を秘めて、受け継がれてきたことを知りました。
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