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番組HPより)
動物園の人気者コアラが大変なことに!大規模な森林火災で生息地の多くが壊滅的な被害を受け、絶滅の危機にひんしているのだ。激変した環境で必死に生きるコアラの今に密着。
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2019年に発生した大火災で環境が激変したオーストラリアの森で、コアラの今を見つめた回です。
この時、異常気象による極度の乾燥で、日本の面積の半分の森が焼失し、数万匹のコアラが犠牲になったということです。
南部のカンガルー島は、コアラの一大生息地だそうですが、森はほぼ全焼し、保護されたコアラもいましたが、被害が特にひどかったということです。
2年がたった現在の島では、森に緑が少しずつ戻り始めていますが、コアラの主食となり1日の大半を過ごすユーカリの木がまだ再生途上ということでした。
そのため、わずかに残ったユーカリの木に複数のコアラが集まる過密状態になり、縄張りを巡って争う場面も見られました。また、町の中にコアラが次々と現れるようになり、庭木や街路樹のユーカリの木に集まってきていて、コアラたちの暮らしは大きく変わっていました。
そうした中、火災から救助したコアラを森に帰す人々の活動が続けられていて、ある日、子どもの時に保護され人に育てられた1頭のコアラが森へ放されましたが、元気に木を登って森でひとりで暮らしていける様子で希望が感じられました。