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番組HPより)
日本三大霊場のひとつとされる恐山。なぜ人々はここで死者に会えると思うのか?その秘密をタモリさんがブラブラ歩いて解き明かす。
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青森県の恐山を訪れ、お題を解き明かした回です。
案内人のお寺の住職の方が、ユーモアがあって面白かったです。
火山でできたカルデラ湖のほとりにお寺があり、その周りに岩がゴロゴロと転がる荒々しい風景が広がっていて、その地獄のような風景が、訪れた者に死者に会えると思わせるポイントの一つになっているということでした。
どうしてこういう荒涼とした風景ができたのか解説があり、今も続く火山活動が関係していることを知りました。
また別に、開けた平らな場所がありましたが、そこはかつて湖の一部で、現在は水が無くなり残った平地で、そこに訪れた人が亡くなった人を思い石を積むようになり、「賽の河原」と呼ばれるようになったということです。
さらに、地獄のような風景がある一方、エメラルドグリーンの湖に白い砂浜が広がる場所があり、こちらは極楽のような風景でした。これは、湖底から湧く噴気による強酸性の水や、石英を含む岩石デイサイトが、このような美しい景色を作っているということでした。
こうした火山活動を中心とする様々な偶然が重なってできた、あの世を思わせる独特の風景が、お題の「死者に会えると思う」雰囲気を作り出していることがよく分かりました。