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番組HPより)
平安時代に活躍した陰陽師を徹底調査。彼らは平安京の暮らしを支える、いわば国家公務員だった!呪い、怨霊、疫病など、平安京にはびこる闇を照らした陰陽師の実像に迫る。
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平安時代中頃に活躍した陰陽師を調査した回です。
陰陽師は、平安京の中、天皇がいる大内裏のすぐ近く、陰陽寮という建物で働いていて、言わば、朝廷の役所に勤める国家公務員のような人たちだったそうです。
陰陽師の重要な仕事の一つが、天体観測だそうです。
当時は、天変(空の星々に起きる異変)が天の警告とされ、疫病や飢きんが起こると信じられていたそうです。
陰陽師は、常に星空を観察し続け、国家の安全を守る役目を果たしていたということです。
そうした天文の知識などを活かした陰陽道は、当時の最新科学だったそうです。天変地異、住まい、健康、けがれなど、人々の不安や悩みと向き合ったことで、陰陽師は人々から信頼される地位を築いていたそうです。
そんな陰陽師たちの中でも、安倍晴明は、最高権力者・藤原道長から厚く信頼され、陰陽師の第一人者になったということです。
専門家の見解では、清明が、藤原氏の権力を築く計略に加担をしていた可能性があり、藤原氏に貸しを作れば大きな出世につながると考えていたかもしれないそうで、清明のしたたかな一面が垣間見えました。