概要(Amazonより)
SF映画の金字塔『ブレードランナー』、35年を経て描かれる正統続編。
2049年、LA市警のブレードランナー“K"(ライアン・ゴズリング)はある事件の捜査中に、人間と人造人間《レプリカント》の社会を崩壊させかねないある事実を知る。
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人間と人造人間(レプリカント)が混在する社会を描いた物語。その30年後を描いた続編です。
アートを見ているような映像美と荘厳な音楽の壮大な作品でした。
前作の混沌とした近未来の世界観が引き継がれていて、薄暗くしっとりとした、物悲しい感じが漂う雰囲気が心地よく感じられました。
ストーリーは、前作の人間に代わる労働力として人造人間(レプリカント)を開発した企業が倒産し、新たな企業が台頭して、新型レプリカントの製造を開始。旧型レプリカントは、捜査官ブレードランナーに追われて抹殺されているという状況から始まるお話です。
主人公は、ブレードランナーの職に就く新型レプリカントで、物静かで影のある雰囲気が印象的でした。
主人公が捜査中にあるものを発見し、それが前代未聞のありえない事実を示すもので、その真相を追っていきます。警察や新興企業の思惑が絡み合う中、鍵となる男を探し出そうとし、物語が加速していきました。
最後、主人公が静かにある場所に佇んで、余韻の残るラストシーンでした。