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番組HPより)
パンサー尾形貴弘が数学の難問を大真面目に解説する「笑わない数学」。テーマは「虚数」。“2乗するとマイナスになる”不思議な数の謎。虚数は「ありえない数」なのか!?
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虚数について解説した回です。
2乗するとマイナスになる不思議な数「虚数」は、数の中でどのような位置づけなのか、数の歴史をたどりながら解説があって分かりやすかったです。
人類は、最初に自然数(1、2、3・・・)を発見し、それから分数、無理数、ゼロ、マイナスの数を順に発見して、数直線上にあるすべての数「実数」を見つけ出したそうです。
しかし「虚数」は、数直線上に位置づけることができず、数として受け入れるにはあまりにもとらえどころがなさすぎるということで、長く数学者たちを悩ませたそうです。
この虚数を解き明かすきっかけとなったのが18世紀の数学者オイラーで、それからガウスが実数と虚数を組み合わせた複素数を発見し、
虚数は「数直線と直角に交わるもう一つの数直線によって表される数」だったことが明らかになったということです。
その後、虚数は、物理の分野において量子力学の数式を表すのに必要な要素とされ、宇宙や自然界を表すために欠かせないものだということで、重要な数だということを知りました。