NHKヒューマニエンス 「“呼吸” 不完全が生んだ神秘」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
「呼吸」それは非効率で不完全な進化をしてきた。不完全だからこそヒトらしさを生む神秘のシステムを妄想する。

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呼吸がテーマの回です。
呼吸というシステムをいろいろな面から見つめ、その神秘に迫りました。

水中でエラ呼吸をしていたヒトの祖先は、陸上に進出するとき肺を持つように進化しますが、エラ呼吸に対して、肺呼吸は「死腔」と呼ばれるデッドスペースがあり、効率の悪いシステムだということです。
しかし、無駄なデッドスペースがあるおかげで、ヒトは言葉を発することができるようになり、デメリットな部分が他方ではメリットになり、そうした不完全なシステムだからこそヒトらしさを生んだということです。

呼吸と言うと、酸素を取り込んで、害のあるものとして二酸化炭素を吐き出すためにしているイメージがありますが、じつは二酸化炭素の果たす役割が重要で、二酸化炭素は悪者じゃないそうです。

二酸化炭素は、血液のpHを正常に保つために必要なものだそうです。
私たちの体は血液のpH7.4を常にキープしていて、キープしない体にいろいろな不調が現れるということです。

pHが一定に保たれるよう、体内の二酸化炭素の量を調節するために呼吸をしているとも言えるということで、酸素と二酸化炭素のバランスが大事なことがよく分かりました。
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