NHKニッポンの里山「野鳥が集まるカエデの森 秩父市」

- 映画・テレビ鑑賞
(番組HPより)
秩父市郊外に生まれる紅葉の大絶景。そこは戦後の伐採で丸裸になった山に自然にカエデなどが生えた森。人々は木を切らずカエデの樹液をお菓子などに利用して森を守っている。

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再放送を視聴。
埼玉県秩父市のカエデの森が広がる里山の風景を見つめた回です。

秩父市の山の奥にある栃本集落は、斜面に張り付くようにあり、天空の里と呼ばれるそうです。

秋、錦を散りばめたかのような紅葉の森が広がりとてもきれいでしたが、かつては、戦後に木材の需要が高まり、木が次々と伐採され、切り尽くされて放置され、丸裸の山だったそうです。ところが、40~50年たって、自然と木が生えて美しい森に再生したということです。

なぜ森がよみがえったのか?
森に入ってみると、カエデの木が多く自生していて、このカエデが森再生の主役ということでした。カエデが多いのは、急斜面の地形と関係があり、他の木が育ちにくい斜面でも、カエデはしっかりと根を張るからだそうです。また、ここには沢がたくさんあり、カエデは湿り気を好むため、カエデの生育に適した環境だということです。

再生された森には、ジョウビタキやアオゲラ、コゲラなど、多くの野鳥が暮らしていました。

人々はカエデの木から樹液をとって、メープルシロップなどを作る取り組みを始めていて、木を伐採しないかたちで、森と共に生きる人々の姿がありました。
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