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番組HPより)
東京を丸ごとヨーロッパ風の町並みに造り変える一大プロジェクトがあった。幻に終わった明治の東京大改造計画が最新CGでよみがえる。
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明治時代に構想された幻の東京大改造計画に迫った回です。
明治政府が、東京をヨーロッパ並みの街並みに造り変えようとした計画で、その計画の名残を残す唯一の残す建物が、霞が関の法務省旧本館だということです。
ヨーロッパ並みの街並みに変えるため着目したのがレンガで、明治政府は当時、木造建築が主流だった東京の街をレンガで造り変えようとし、日本初のレンガ造りの街として、「銀座」をわずか5年でまるごとレンガ造りにしたということです。
しかし、急いで造ったレンガの建物は、雨じまいが悪く、雨漏りや湿気がひどかったそうで、銀座からそれ以上は広がらなかったそうです。
その後、日本が不利な不平等条約を改正するため、外務大臣・井上馨が、日本が欧米並みの文明国であることを見せようとして、大改造計画が再浮上しましたが、結局それも幻に終わったそうです。
ただ、その時、2人のドイツ人建築家によって、皇居や首相官邸、裁判所など主要な建物が設計され、その設計図がドイツ・ベルリンに残っていました。
最後に、番組がその設計図をもとに3次元化してCGで再現した街並みが紹介されましたが、今とはまったく違ったパリのような雰囲気で、この計画が実現した実際の街並みも見てみたかったと思いました。