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番組HPより)
山形、福島、新潟の3県にまたがって連なる飯豊(いいで)連峰。標高2000メートル級の山々の稜線付近は高山植物の宝庫だ。命あふれる夏の飯豊連峰を訪ねる。
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夏、東北南部と新潟県にまたがって連なる飯豊(いいで)連峰に息づく生きものたちを見つめた回です。
標高2000メートル級の山々が連なる連峰で、猛烈な風と大量の雪で山の上は木が育たず、夏の間、そこに高山植物の花園が広がっていて鮮やかでした。
そうした高山植物の花の蜜を求めて、ベニヒカゲ、アサギマダラなどのチョウ、オオマルハナバチなど虫たちや、また山の上で繁殖するためにやって来たウソなどの鳥たちが見られ、命をつないでいました。
またある日、ツキノワグマの姿も見られました。
夏の時期、新鮮な草を求めて山麓の森から登ってきて高山植物の葉を食べて過ごし、秋になって木の実が実ると、山麓に戻っていくそうです。
短い夏の間だけ咲く高山植物が、多くの生きものたちの大切な拠り所になっていました。