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番組HPより)
ルーマニアのネラゴージュ国立公園。多くの生きものが水に育まれて暮らすが、ひときわ輝きを放つのがムナジロカワガラス。桃源郷のような美しい自然の中で、命の躍動を1年にわたって見つめる。
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ルーマニアのネラゴージュ国立公園で、ムナジロカワガラスを1年に渡って見つめた回です。
ネラゴージュ国立公園は、緑豊かな森の中に大小70もの滝を含んだ清らかな渓流が流れる美しい自然公園でした。
その渓流で暮らしているのがムナジロカワガラスで、全長20センチほどで、胸の辺りが白いのが特徴的な可愛いカワガラスでした。水に潜っての狩りが得意で、激しい流れをものともせず、果敢に飛び込んで水中で獲物の水生昆虫を次々と捕らえていました。
春から初夏にかけての子育ての季節、番組では2組の夫婦の子育てを見守りました。巣を作った場所が、1組は滝の下の岩壁、もう1組が川にせり出した木の幹という対照的な巣で、ヘビが襲ってきたり、嵐に見舞われたり試練の連続で、親鳥が懸命に子育てする様子が印象的でした。
自然の厳しさに直面しながらも、渓流に寄り添い、たくましく暮らす姿がありました。