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番組HPより)
1887年の登場以来、世界のファンを魅了し続けるシャーロック・ホームズ。寝食を忘れて捜査に没頭するホームズの物語には、食事の場面が少ない。そんな作品の中でも、要所に登場するのが下宿の女将ハドソン夫人の用意する朝食のシーン。作者コナン・ドイルの思い出が重なる、トーストにマーマレードという定番の朝食。ホームズも愛したイギリス伝統の朝食の味とは。
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シャーロック・ホームズのマーマレードトーストをひも解いた回です。
推理小説の金字塔として世界中で愛されるシャーロック・ホームズ。
次々と起こる難事件の合間にほっと一息つくのが、下宿の女将ハドソン夫人のつくる朝食、マーマレードトーストだそうです。
マーマレードトーストは、薄くスライスしたパンをこんがりと焼き、マーマレードを付けて食べるとてもシンプルなものですが、イギリスの人が愛してやまない定番メニューだということです。
たかがトーストとあなどってはいけず、イギリス人は水分量や焼き加減にこだわりがあるそうです。
番組では、かりっとした触感で香ばしいイギリス式トーストを目指して、パン生地作りから挑戦。またマーマレードも、オレンジから一から手作りでつくり、そうして出来上がった朝食が美味しそうでした。
マーマレードトーストは、作者アーサー・コナン・ドイルが若かりし頃に家族と離れて暮らしていたとき、持参した母親手作りのマーマレードを付けて食べていた、母親の懐かしい味だそうです。
作者ドイルは、下宿のハドソン夫人を母親に重ねて見ていたと考えられるそうで、そんなハドソン夫人がホームズにだす朝食のシーンは、ドイルにとって思い出が重なる大切な場面だったのだろうと思われました。