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番組HPより)
作るのは当代一の刀鍛冶・吉原義人(78)。原料の玉鋼という鉄の塊から、まるで魔法のように名刀が生まれるまでの4か月を記録。
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刀鍛冶・吉原義人さんが1本の日本刀をつくり上げるまでの4か月を記録した回です。
刀づくりの頂点に立つ方で、刀鍛冶という頑固なイメージとは真逆の、温和な人柄が印象的でした。
鉄の塊から美しい日本刀になっていくまで、本人が丁寧に説明しながら刀づくりの工程を教えてくれて、どのようにして刀ができあがるかがよく分かりました。鉄を何度もハンマーで叩いて理想の炭素量にする「鍛錬」の工程など、1本の刀をつくるまで大変な手間と時間がかかることを知りました。
鉄の性質を熟知し、どのようにすれば狙った仕上がりになるか知り尽くしていて、吉原さんの熟練した技と経験の豊富さに感嘆しました。
最後に完成した刀は、吉原さんが追求している「丁子乱れ」の波打つ刃文をした美しい刀で、納得のいくものができあがったようでよかったです。