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北アメリカ、ロッキー山脈のグレイシャー国立公園に生息するシロイワヤギの暮らしを見つめた回です。
ヤギという名前ですが、ニホンカモシカに近い仲間だということです。
ロッキー山脈の険しい断崖などで暮らし、防寒と保護色のため白く長い毛でおおわれ、短い角と、崖を歩くのに適した2つに割れた大きなひづめをもつ美しい動物でした。
ふだんはメスは小さな群れをつくり、オスが単独で暮らしているということです。
繁殖期は冬で、メスが出産が近づくと群れから離れて、外敵が近づけない高く険しい断崖に移動して1頭の子どもを産み、子どもがしっかり歩けるようになるまでそこを離れないということです。生まれて3週間もすると、断崖を下りて母親と一緒にどんなところにも行けるようになるそうです。
ある時、母親と崖下の草地に下りた1頭の子どもが、遊びに夢中になって群れから離れて一人ぼっちになってしまうことがありましたが、
子どもの鳴き声に気づいて、母親が一目散で駆けつけて事なきを得てほっとしました。
夏は短く、冬は気温がマイナス30℃を超すこともあり、吹雪の間じっと岩陰で耐えるなどして、厳しい自然の中でたくましく生きるヤギたちでした。