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番組HPより)
太平洋に面した徳島県海陽町宍喰。高知との県境に位置し、2つの県をまたいで幅1キロほどの波穏やかな入り江が広がる。黒潮の影響を受けた海にはサンゴが群生し、たくさんの魚が泳ぎ回る。テンジクザメの貴重な繁殖場所でもある宍喰の海を訪ねる。
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徳島県の宍喰(ししくい)の海に息づく生きものたちを見つめた回です。
波穏やかな入り江が広がる海は、黒潮の分流が流れ込んで暖かい影響で、エダミドリイシやシコロサンゴ、ムカシサンゴなど、70種ものサンゴが群生し、泳ぎ回るたくさんの魚が見られました。
初夏、繁殖のため、ここにテンジクザメが毎年やってくるそうです。
テンジクザメが集まる日本で唯一知られている場所で、貴重な繁殖地になっているということです。
テンジクザメは、大きさ1mほどで、岩陰なででじっとしていることの多いおとなしいサメだそうです。産卵の方法が変わっていて、岩をぐるぐると周りながら卵を産み、さらに、ひものようなものを出しながら岩を回り続けて、ひとも岩に巻き付けて卵を固定するというもので、ユニークでした。
様々なサンゴが群生し、貴重な魚が命をつなぐ豊かな海でした。