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番組HPより)
広島県呉市。呉は日本海軍の誇る「東洋一の軍港」であり、海軍や軍艦建造の関係者が多く暮らす「海軍の町」でもあった。なぜ呉はそうなったのか。そして呉建造の代表的なフネが「大和」。――とある港町の近代史。
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広島県呉市が明治から戦後にかけてたどった道を振り返った回です。
明治時代に海軍の拠点となる場所に適した地として選ばれ、海軍の町として発展し栄えるとともに悲しみの舞台にもなり、かつてのどかな漁村だった地が思いもよらない道をたどったということでした。
「大和」の建造では、世界最大の軍艦を限られた期間で建造せよという使命に対して、プロジェクトを指揮した天才技術者の合理的な手法のもと、優れた職人たちが力を結集して完成させたということですが、そうした船づくりの技術はその後の時代に受け継がれ、それが現在の呉の町につながっていると考えるとしみじみと感じました。