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番組HPより)
トマトや山芋、島バナナ。コインや切手といった骨董品。さらに米軍払い下げの軍用品など。舞台は沖縄本島の東海岸沿いにある「いしじゃゆんたく市場」。「ゆんたく」とは、「おしゃべり」の意味で、市場のあちこちで「ゆんたく」の花が咲く。
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沖縄本島・金武町にある小さな市場「いしじゃ ゆんたく市場」に集まる人々にお話をうかがった回です。
町民は1テーブル1500円払えば何を売ってもいいという手作りの市場で、野菜や雑貨、古着などさまざまな物が売られていて、雑多で素朴な感じが良い雰囲気でした。
市場名の「ゆんたく」は、「おしゃべり」という意味だそうですが、その名前のとおり、店の人もお客も入り混じっておしゃべりする様子があちこちで見られて、和気あいあいとしてゆったりとした時間が流れているようでした。
過去に体調を崩してうつ病になったという60代の女性は、友人に誘われてこの市場と出会って通うようになり、たわいもない「ゆんたく」にほっとできたそうです。「誰でも受け入れてくれる雰囲気があって、だからここにいられる」と話されて、地域の人々の拠り所にもなっている大切な市場に思われました。