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番組HPより)
思わず上りたくなる階段が続々登場! ▽階段愛好家が選んだイチ推し階段 ▽東京・京橋に出現した、劇場のような大階段 ▽京町家の狭い空間を有効利用した箱階段の美を堪能
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階段の魅力に迫った回です。
おしゃれな階段から劇場のような大階段まで、いろいろな階段が登場し、それぞれの魅力に触れました。
最初に、階段愛好家という人たちが登場しましたが、彼らの“推し階段”が、大阪市の輸出繊維会館(1960年築)の階段だそうです。
階段の魔術師と言われた建築家・村野藤吾の設計で、しなやかで流れるような曲線の階段で、壁にはカラフルなモザイクタイルの壁画が描かれ、階段を上がるごとに壁画が見えてくるようになっていて素敵な階段でした。
現在のビルはエレベーターが主流ですが、1950~60年代の高度経済成長期の頃は、階段が主役の時代で、こうした趣向をこらした階段が多いということです。
京町家では、タンスと階段が一体となった箱階段の紹介がありました。
箱階段は、明治時代、日本家屋の狭い空間を有効利用する知恵から生まれたとされるそうで、意匠の美しさと機能を兼ね備えた、職人の技が光る日本ならではの階段だと思いました。
東京・京橋にあるビル「京橋エドグラン」の階段は、重厚なつくりの巨大な階段で、イベントなどの時には観客席にもなる「都市の野外劇場」という発想でつくられていて、都市の中に集いの場を演出した都会的でおしゃれな大階段でした。