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番組HPより)
山梨県身延町は日蓮宗の総本山久遠寺の門前町として古くから栄えてきました。町に並ぶお寺の境内には、樹齢700年をこえる日蓮上人ゆかりの大イチョウ。晩秋、黄金色に輝き、町を彩ります。
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山梨県身延町の山のふもとには日蓮上人ゆかりの寺が幾つもあり、その境内にある大きなイチョウの木とともに暮らす町の人たちを訪ねた回です。
最初に訪ねた寺にある大イチョウは、樹齢700年をこえ高さ30m以上もある画面に収まりきらないぐらいの巨木で、その葉がいっせいに黄金色に色づいて鮮やかでした。
このイチョウは、実を枝ではなく葉っぱの先に付けるオハツキイチョウという種で、全国でもわずか20本しかないということです。
もう一つの寺にも、霊木として700年間守り続けてきた大イチョウがありましたが、その木は去年の台風で根本から倒れて横倒しに。
幹の2/3が失われたそうですが、それでも、春には芽が出て実を成したそうで、イチョウの生き続けようとする生命力を感じました。
そんな大イチョウに時に慰められたり励まされたりしながら暮らす町の人々が素朴で、素敵でした。