NHK世界遺産 時を刻む 庭 ~楽園のつくり方~

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
イタリア・カゼルタ宮殿の巨大庭園には「地上の楽園」を作ろうとした王の夢と意外な産物があふれていた…

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イタリア・ナポリ郊外にあるカゼルタ宮殿の巨大庭園の歴史をひも解いた回です。

18世紀にナポリ王国の王が2代に渡って造ったもので、300メートル、奥行3キロ以上ある壮大な庭でした。庭のあちこちで豊富に水を使った演出がされていて、特に落差84メートルの大滝は圧巻でした。

その水はどこから来ているかというと、40キロも先の水源からはるばる運ばれているもので、建築家バンリテッリが巨大な水道橋を築くなどして山あいに長い水路を通して水を引いていて、その技術の高さに感心しました。

なぜこのような巨大な庭園を造ろうとしたのか?
ヒントは庭園のつくりに関係していて、王宮、前庭、運河という3つの構成になっていましたが、この構成はフランスのある宮殿の庭園のつくりにそっくりだということで、ナポリの王がこの庭園を意識していたことがわかりました。

巨大庭園を造ったことで幾つか意外な恵みを生み出すことにもなって、その地域の発展につながったということで良いお話でした。
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