(番組HPより)
春から秋、そして新たな年へとめぐる季節の中、自然豊かな鎌倉の私邸でまると最期の1年を過ごす静かな時間をお届けする。
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昨年12月に永い眠りについた猫のまる。春から秋、冬、養老孟司さんが共に過ごしたまるとの最期の1年をつづった特別編です。
養老先生のかたわらで、まるは毎日をのんびり暮らしいました。
鎌倉の自邸の花や緑あふれる庭を一緒に散歩したり、縁側で日向ぼっこしながら寝ているまるを養老さんが優しくなでてあげたり、中秋の名月に一緒に玄関先で月見をしたり、そんな穏やかな日々が素敵でした。
まるが旅立った後、縁側でいつも寝ていた姿がなかったり、出入りできるように玄関の扉を少し開けておく必要もなくなったり、養老先生が、いつもあるものが無いという感じが強い、「喪失感」という言葉では弱く代わりの言葉が見つからないと言って、言葉にならない思いを語られていたのが印象的でした。