(番組HPより)
鎌倉時代に描かれた日本美術の傑作「佐竹本三十六歌仙絵」。ちょうど100年前、絵巻は「切断」されて散り散りとなり、流転の運命をたどった。
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流転の運命をたどった幻の絵画、佐竹本三十六歌仙絵の知られざるドラマに迫った回です。
30枚あまりの歌仙絵は、もともと一つの絵巻物だったそうです。
鎌倉時代に描かれ、その後長く所在が不明となり、存在が明らかになったのは100年前の大正時代。その大正時代の時に、経済界のある人物の決断で、絵巻物が「切断」されバラバラになったということです。
日本美術史上最大の事件とも言われるそうで、番組でその時の経緯がドラマで再現されましたが、その人物の日本美術への深い思いがあって為されたことだと知り、その思い切った決断に感心しました。