NHK歴史探偵「忠臣蔵 世紀の“劇場型”事件」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
日本人の心を捉えてきた「忠臣蔵」。実は何者かによって巧妙に仕組まれていた可能性が!討ち入り成功に至るまでの謎を徹底調査。忠義の物語のウラに隠された陰謀に迫る。

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忠臣蔵の事件が、じつは何者かによって仕組まれていた可能性があり、その真相に迫った回です。

忠臣蔵は、赤穂藩家老・大石内蔵助と赤穂浪士たちが、主君のかたきをとるため、旗本・吉良上野介を討った事件。日本人の心を捉えてきた忠義の物語として知られますが、吉良を悪者に仕立てあげるために演出した黒幕の存在があったのではないかということです。

討ち入りがあった両国の吉良邸は、もといた江戸城近くの場所から引っ越してきた場所だったそうです。調査すると江戸城からかなり遠ざかる異例の引っ越し先だったことが分かり、この引っ越しの背景を探っていくと、黒幕が討ち入りをお膳立てした可能性が想像されました。

また他にも、「吉良を悪者にして、赤穂浪士をヒーローにする」という方向になるように、事件前後に黒幕が後押ししている出来事がいろいろとあり、周到で怖い黒幕だと思いました。

一方、討ち入りを実行した大石内蔵助も、そんな黒幕による演出の芝居にあえて乗った可能性もあるということで、忠臣蔵の物語の奥深い部分を感じるお話でした。
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