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番組HPより)
大学で建築を学んだアンガールズ田中卓志と、東京・池袋で青春時代を過ごした宇賀なつみが、池袋の東西ランドマーク・サンシャインシティ、東京芸術劇場を徹底解剖。
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東京・池袋の2つのビル「サンシャインシティ」と「東京芸術劇場」の魅力を探った回です。
池袋駅の東側にある「サンシャインシティ」は、1978年完成。
5つの複合ビルからなり、メインのサンシャイン60ビルの高さは完成当時アジア1番の239.7m。もとは東京拘置所で、高度経済成長期に副都心計画で誕生したということです。
「日本一の街をつくる」というコンセプトで建てられたそうで、街に欠かせない公園をイメージした噴水広場を地下階に設けるなど、人が集まる仕掛けがいろいろ施されていました。
駅からつながる道は、サンシャイン通りと名付けられ、多くの人でにぎわっているということで、ゲストの方も話していましたが、「サンシャインが池袋を作った」と言えるような街の中心的なビルでした。
池袋駅の西口駅前にある「東京芸術劇場」は、1990年完成。
正面のホールが、三角形が組み合わさったガラス張りのアトリウムになっているのが特徴的でした。
もう一つの特徴として、奥側の高層ビルが、4つの劇場を縦に積み重ねた構造になっているということです。ふつうは劇場を縦に積み重ねないそうですが、地下鉄の振動が劇場に影響しないように、建物を敷地全体に建てないで、劇場を縦に積み重ねて奥にぐっと寄せたということです。
そうして建物を奥に寄せたことで、前面に広場やアトリウムを設けることができたそうで、厳しい条件を逆にいかして、魅力ある建物を生み出す設計者の知恵に感心しました。