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番組HPより)
効率性を追求するタイパが流行し、瞬時に答えがでるチャットGPTが登場した時代、真逆の概念が注目を集めている。「ネガティブケイパビリティ」=すぐ解決できない事態に結論を急がず、答えのない状況に耐え迷う、「モヤモヤする力」ともいわれる。
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今、すぐに結論を出さずに、モヤモヤし続けることが力だという考え方に関心が高まっているということです。
海外でも「ネガティブ・ケイパビリティ」という考え方で広まっているそうです。
この考え方が広がる背景には、タイパなどの効率重視、即決断・即行動が求められる成果主義への疑問があり、生きづらさを抱えている人が増えていることがあるのではないか。そうした中、「そんなに急がなくていいんだよ」というメッセージが今響いているんじゃないかということでした。
また、このモヤモヤする力は、創造性やアイデアを伸ばす可能性があるそうです。効率ばかりを追求しないで、もう少し考えてみよう、よりよい答えを出そうとすることで、創造性やアイデアにつながる可能性が研究で分かってきているそうです。
専門家の方が、モヤモヤする力を「答えを急がない勇気」と言っていたのが印象的でした。